« 夢一夜 | トップページ | 僕たちの失敗 »

BREAK OUT

 5月末である先輩が退職した。もう10年以上前に同じ職場だった50代のおじさん。まじめで書類整理もきちんとしていて、年代こそちょっと差があったが、なぜか気が合い、仕事のこととなるとよく話すおじさんだった。

 しかし、そのおじさんは子どもが不登校になったり、転勤で自分は仕事で行き詰ったりと、いろいろあって、その職場を離れても、そのときの同僚数人が「愚痴を聞く会」と称して、集まったりしていた。そういう時もそのおじさんは「俺はもうやめる」って何回も話していた。そのたびに「やめてどうするんですか」「本当にやめる気も無いくせに」と励ます意味で、冗談と捉えるようにみんなでしていた。

 この4月にその人はまた転勤した。体調不良もあって、あまり忙しくない職場を希望したようだが、実際はその逆だった。そのため食欲も落ち、何も食べられなくなってしまったそうだ。しかし、それを聞いたのは退職すると決まった後だった。あと、3日で退職するという時にうわさで聞いただけで、相談はなかった。もっとこれまで真剣に話を聞いていたら、決断をする前に相談してくれたかな、と思う。結果は変わらなかったと思うけど、このタイミングで退職を一人で(たぶん)決めるというのは、費やしてきたこの仕事への時間を振り返るときに淋しすぎるのではないか、と思った。

最終日も挨拶もできずに去ってしまった。

Ca2m646rcadv5kiqcayc0kymcaesra2eca4

|

« 夢一夜 | トップページ | 僕たちの失敗 »

仕事」カテゴリの記事

コメント

6666のキリバンでした。
何か記念品ください。
パサパサしてるものね。

投稿: ひで | 2010年6月12日 (土曜日) 午後 05時09分

了解!何か探します!

投稿: S | 2010年6月14日 (月曜日) 午前 06時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夢一夜 | トップページ | 僕たちの失敗 »